そっか。私、虐待されたってことか

こんばんは。

朝はなかなか起きられず、

夜になると元気になっちゃう、夜行性のひのゆなです。

なぜか生きづらさを抱えてきて、

どうにか結婚・どうにか出産をしたある日、

私は、小さな我が子をどうやって育てていけばいいか分からず、

大パニックに陥っていました。

子供のために早起きをして生活リズムを作らなきゃいけないのに

朝、起きることが辛すぎる。

子供のために外に出たいけれど、

なぜか外に出ることが恐怖に感じて出かけられない。

子供と一緒に毎日笑って過ごしたいけど、

まるで鉛の中で生きているように体が重くて

一日をやり過ごすのが精いっぱい・・・。

私は、この子にとって良い親になれないのではないか。

と思って手にした一冊の本。

「毒になる親」

（スーザン・フォワード　著）

私自身が、子供にとって毒になっているのではないか？

と思って読んでみた本でしたが、

書いてあったことは全く違っていました。

内容は、

虐待をする親の実態が、詳しく書かれたものでした。

それを読んで初めて、

そっか。私、虐待されて育ったんだ。

と気づきました。

その本に書かれていた虐待をする親の行動・・

そのほとんど全部（！）が、

私の両親に当てはまっていたからです。

今更気が付くなんて、おとぼけすぎですが、

その環境で育ってきた私は、

普通の温かい家庭がどのようなものなのかを全く知らないので、

本当に気が付けなかったのです。

「毒になる親」の中に書かれている、虐待をする親とは、

さっくり分けるとこのように分類されています。

＊神様のような親

＊義務を果たさない親

＊コントロールばかりする親

＊アルコール中毒の親

＊残酷な言葉で傷つける親

＊暴力をふるう親

＊性的な行為をする親

タイトルだけでは分かりにくいのですが、

詳細を読むと、あまりにも身近なことばかり書かれていました。

例えば、私がとても恐怖だった

「父親が娘の入浴をのぞく」という行為も、

性的な行為をする親に含まれます。

虐待行為なんです。

虐待されて育つと、将来どのような生きづらさを抱えるか

ということも詳しく書かれていて、

それもほぼ、私自身に当てはまっていました。

この本を読むことは、トラウマの痛い部分に触れて

かきまわすことなので、ひどいフラッシュバックが起きてしまい

１行を読むことがものすごく辛く、

何度も何度も急激な眠気に襲われました。

脳が全力で拒否反応を示し、

どう頑張っても、どうしても

全てをちゃんと読むことはできませんでした。

ただ、自分がされてきたことは

虐待だった。

という事実はわかりました。

どうりで辛かった訳だ！！

よく生きてきたなぁ、私。

そんなびっくり体験を、

まとめていきたいと思います。

同じような体験をしてきた方や、

今まさに、昔の私のような境遇に置かれている子どもたちに・・・

少しでも私の経験がお役に立てればいいなぁと思っているからです。

もしかしたら・・・

手探りで必死に生きてきた過去の私自身へ、

届けたいのかもしれません。